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何年も前、プラベートでいろんな事が起こった時「なんかちょっとヤバいんだよね。何かこう、動けなくてさー」とか私がうだうだ言ってる時、フルキは言った。「とりあえず会社に来たら?」。

できれば人にも会いたくないし、会社にも行きたくなかったけど、自分で何かを決めるのも億劫な気持ちだったので言われるままにヨロヨロと会社に行った。

「来たら?」と言ったフルキは黙々と仕事をしているだけで、特に何か励ましてくれるわけでも何かをおごってくれる訳でもなかった。けど、フルキをはじめ会社のみんなの顔と仕事をする姿を見ていたらなんだかムクムクと元気になって、「まぁなんとかなるかな!」という気持ちになった。

私のような小さな会社でも、社長なんかやってると「自分でなんとかする」という癖がついてしまう。がしかし、本当は自分の力なんて限られていて、みんながいてくれるから実力以上の何かを発揮できているだけなのだ。

だから私はダルい日ほど会社に行く。ただ机に座って働く仲間を見ていると、ワインディングマシーンにはめられた時計のように、座っているだけでネジが動き出す。

たぶんきっと、仕事を一生懸命やる人はひとりぼっちではない。自分の中にある孤独は幻。秀でた人は独りだと感じやすいものなんだ。ただそれだけなんだよ。


家の仕事場。会社の椅子に座ってネジを巻き、ここで書く。

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