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昭和の音

いよいよ会社も蒸しっとしてきました。クーラーは使わず窓をあけています。周辺の工事のトンテンカンという音が、家業が工務店だった私にはうるさいというより少し懐かしい。子供の城で泳ぐたくさんの鯉のぼりを仰ぎ見ながら、そうだ五月の風ってこんな匂いだったなぁ、とゆっくりと歩いてみたり。

母の日に子供がご飯を作り肩たたき券とお手伝い券を自作して贈る、というのも平和な昭和少女の思い出。どんな妙なものを作っても母が美味しい美味しいと食べてくれたのがとても嬉しかった。我が家も現在、息子が母の日ご飯を作ってくれるけど、高校・大学とイタリアンレストランのキッチンでアルバイトをしていた人なのでそれはもう本格的。

美味しい!と評判を呼び、ゲストも多数な母の日ごはん会は、息子のオフに合わせて昨夜でした。住み込みの職人や親戚がいっつもいて、夕方は近所の子供がカラーテレビの前に集っていたあの頃のように、友人たちがワサワサいる茶の間っていい。

実は私、子供の頃無口でした。いつもたくさんの人がいてしゃべっているから家が賑やか(すぎ?)で、しゃべらなくてよく、とても楽でした笑。一番下なので可愛がられるし、父の膝に抱っこされた自分の膝には人形をたくさん抱っこしてました。甘えん坊がよけいな事を言ってもピリピリしないで誰かが怒って誰かが許して、誰かが泣いたら、誰かは泣くな!って言って、誰かは泣けばいいよぅって言って、お土産のまんじゅうにケチをつけながら3個食べる人がいたり、伝わんないよー!って嘆きながらも見た映画の感動を一生懸命しゃべる人がいたり。

昨日みたいな夜はそんな頃を思い出します。みんなのおしゃべりがあって、笑い声があって、美味しいものが作ってもらえて。みんなで一緒にいるって最高だと思います。家の中ではいろんな事を言っていいし、聞いている人もわからなくても理解したいと思ってるし、その想いは受け止め合って許し合いたい。そして元気な笑い声が開け放たれた窓から街に流れる。街はちょっとうるさくなるけど、それはうるさいんじゃなくて、昭和のあの頃みたいににぎやかって事で、最高じゃない?・・・この頃の私はそんなのがいいなぁ、とちょくちょく思っています。


ビザの種たち。


ポタージュスープは今回のタイミングで私がレシピを伝授。小さなフライパンは奥のサラダのための暖かいドレッシング(バーニャカウダソース)。アンチョビNGの私には別なものを用意してくれました。


息子得意のパスタ。一品目。冷製トマトのフェデリーニ。


食前酒はポルトガルで買ってきたポートワイン。


ピザ一枚目はマルゲリータ。


ゲストからいただいたお花たちは仕込みの食材たちとファミリーダイニングでおしゃべり。適当に置いても素敵に決まるのは、みんなのセンスの良さだなぁ、とつくづく思います。


朝日フォトコンにいどむべき!な傑作写真じゃありません?パスタ2品目。レンコンと春キャベツとエリンギのスパゲティ。


二枚目のピザはクワトロフォルマッジ。ヘルプのつまみぐいにて1ピース欠けてます。


はい、つまみぐいのヘルプちゃん♡


パスタ3品めはフィットチネ。パンチェッタもクリームもたっぷり!家ならでは贅沢なカルボナーラ。



これは私のリクエスト!ズッキーニのフォカッチャ。イタリアで食べて忘れられなくなりました。息子のメニューはどれもなんで?ってくらい美味しいけど、これは毎週食べさせて〜ってくらいヤミー(あわよくば♡)。


前菜終わってメインです。チキンのグリル。オリーブオイルで揚げた新じゃがと、焼きキャベツ&アスパラの甘みが初夏。新居のオーブン使い初(ぞ)め作品。お見事。


遅刻にて茄子好きのジュンノペ・クルス。専用メランツァーネ!


そしてデザートはティラミス。これも手作り。

漁介、美味しかったです。ありがとう。子供はお金がかかるから僕には無理だー、なんて言わないでいつの日か良き父となってね。そして美味しいものをたくさん作って、食べろ食べろと勧めすぎてうるさがられて悲しくなったり、美味しいよー!と言われて喜んでみたりしてほしいです。大切なものは小さくて見落としてしまいがちだけど、それが見えれば大丈夫。お金がなくたって家の窓から笑い声が聞こえるなら、何より一番幸せですよ。

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