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ブログがご無沙汰になるのは「今朝のお茶」的なものが、Face Book向きだからだと思う。だからといって、今日のお茶程度の話題しかないか、と言えばそうではなく、私や四方八方が尊敬してやまないイキウメ主宰・前川さんが読売文学賞を受賞し、そしてまた読売演劇大賞の大賞と、最優秀演出家賞を受賞、という凄いニュースやら、文学・ニュースとくればファンであるNEWS・加藤シゲアキ君の処女小説「ピンクとグレー」を読んでたいした若者だと思ってみたり、演劇・たいした若者とくれば、春謡漁介率いる四方八方、もう今週から第八回公演スタート、であったりする訳である。

先日、ウチ(Bumper inc.)の幹部であるフルキとイトウ、そして前出の前川氏と4人で四方八方(以後やっほー)の通し稽古を観にいった。第七回「ルームシェア」の通し稽古の際「50点」であったフルキ評価点は「70点」。よい点数である。注目の前川氏は深夜までおつきあいくださり、春漁はたくさんのアドバイスをいただいた。そもそも前川さんのような日本を代表する脚・演出家が、多忙な合間をぬって通し稽古を観てくださるということ、深夜までアドバイスをくださるということが、どれだけハレルヤなことかを、私など脳がゾッとするくらい感じているがゆえ、この後できることは初日に弁当30個を作って届ける、ということぐらいだ。

今回の公演はシアターグリーン(池袋)の学生コンペ参加作品「Re:FT」のロングバージョンで、同じくシアターグリーンの演劇コンペ参加作品(佳作)「アフターサービス」の豊島区黄泉を舞台にしたものである。

やっほー公演は弊社がスポンサーであり、私はCDでもあるので、ネタ出し(広告でいうブレスト)を春漁と何度かやらせてもらった。私の豊島区黄泉への想いはとても深く、春漁が生み出した閻魔や小山にまた会える嬉しさから、いろんな案がどんどん出て来て、すごく楽しかった。私の発想を春漁が拾ってくれたところもあり、いつもにも増して私の友人知人には観てほしい作品だ。

そしてもしイキウメ「太陽」の再演があったならば、そちらはもう絶対に観てほしい。放射能汚染という絶望の種はもう蒔かれた。がしかし未来は消えはしない。未来へと日々新しく授かる命たちと共に、せめて掌中にある幸せ(それがどんなに、小さくささやかであっても)だけは手放さず、歩んでいかなければいけない。太陽は在る。月もまた太陽と共に在る。太陽は私たちの日々の糧を育み、月は哀しみや不安を癒してくれるだろう。生きることは悟ることではなく、ただ生きることだ、と先人は言った。言葉にできない涙があふれてとまらない舞台であった。春漁は「いつまでも拍手をやめたくないと思った。そんな芝居は生まれて初めてだった」と評した。

脚本家である春漁にとって、前川さんの存在は師であり、作品は脳(アイデア)と背骨(姿勢)の糧である。が、前川さんは先の夜、私におっしゃった。「漁介はもうイキウメのファンだと言わない方がいい」と。「ライバルになる気で頑張ってほしい」と。私はじんわりと、しかし、熱い嬉し涙を心で流した。

私は前川さんから「(春謡)漁介のお母さん」というID をいただいてから、演劇関係へのご挨拶がラクになり、ついでに人生もラクになった。ひとりの人間を自分の身体で創ってしまったことへの責任と、創れたことへの神への感謝と、未来への畏れと期待。そのすべてがあの夜、風になった(抽象表現なので、音楽のように味わってbyポロック)。そんな時間と言葉をくれた前川さんには感謝しかない。

今日はこれから「弁当30個」のための買い物に行く。ナビゲーターはじゅんぺー。

サイドシートに お前を感じれば
地図がなくても行けると あなたは言う
私のことが 煩(わず)らわしいときは
少しラジオを 大きくして

「ナビゲーター」松任谷由美

音楽は、演劇は、いつも私に愛しいものたちを想わせる。
その時心はとても柔らかくなり、今であれば大きなトゲさえも強く抱きしめることができる、と思える。

久々のブログなので、長い。実を言えばもっといろんなことがあった。が、友達はみな今日もみな元気で、あちらこちらで頑張っているに違いない。昨日稽古場で見た、やっほーの面々のように。

なんだってやれば出来る。いや、出来るではない。やるのだ!(四方八方第7回公演「ルームシェア〜ままごと〜」より)



工務店の娘なので、木を斜めにできないし、金物はすぐ拭いて完全に乾かす。
どこで生きるにも、何をするにも、法度は大事と心得る。

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