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黄泉の国

前川さんの書く話が好きで、そのオマージュとも言える春謡漁介作、初演Re:FT、アフターサービス、そして今回Re:FT。疲れもピークの小屋入りの夜、ダイニングテーブルで黙って台本をめくりながら、「・・・これは、事実なんだ」とつぶやいた私のみが知る春漁の狂気。笑

お祓いもせず、天国の「事実」を書いてしまったそんな男を愛してやまないふたりの男が昨夜から病に倒れた。兄は鼻血が止まらず、同居人は高熱が下がらず・・・なんら身代わり?として貢献している風である。せっかくなので、その分、元気にのびのびやってくれ。やつらもそう願っていることだろう。笑

昨日、初日を観たがとても面白かった。おおたうにちゃんは「過去最高。一番好き!」と終わった瞬間に私に握手の手を差し伸べてくれた。涙を拭った手で彼女の白くきれいな手を握るのははばかられたが、すぐに強く握り返した。私と彼女の手と手の間から、小さな桃太郎のような妖精がポンと落ちて、走っていった。小人は全速力で漁介の肩によじ上り、頭の中に隠れた。

自分が心で感じたもの、作品を観て誰かが感じてくれたものを、己の脳でカタチにして産み落とす。そんな力を授かって幸いなる春漁。キャストさんにも恵まれ、また会いたくてたまらない役者ばかり。今回が終わるとやっほーの公演は秋まで観られない。淋しい。今日の昼はいけないけれど、夜はまた行く。明日も行く。映画と違って、同じものは観られない。千秋楽まで、私も黄泉の住人である。



小山役・関君が撮ってくれた、黄泉に立つ春漁。関君のまなざしはいつもすてき。人気があるのは当然だ。



 

 

※今日と明日の19時の回、お席ございます。

ご予約→090-7814-1303  p4484@docomo.ne.jp

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