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ニューヨークには週イチや月イチで「オープンマイク」という飛び込み参加ライヴをやっているお店がいろいろあり、今回96969(こちらではCLOCK ROCK)は昼・路上、夜・オープンマイクという、ツアースケジュールである。

路上パフォーマンスは音に気をつけなければならない。スピーカーを使うと市民に迷惑がかかるので、警備員やポリスに追い払われる。私はこれは当然だと思っている。なので、メンバーには日本にいるうちから、ニューヨーク用に音なしでのパフォーマンスがなんとかならないか、と提案してきた。

そして今日それを路上でやってみたそうだ。音源をポケットに入れ、自分だけ聞こえる音で演ったところ、音ありの時より、人が集まったそうだ(私は見ておきたい作品があったので美術館にいて見逃した)。

CLOCK ROCKは、皆礼儀正しく、行儀もいいので、路上はとても緊張していた。「市民のゆとりの時間に突然土足で入り込むのは、いいことじゃない。でも、音がないと・・・」と、私の提案には正直困った風であった彼らが、プロセスを得て一歩踏み出した今日が、とても嬉しい。なんのためにユーモアを演るのか?その答えの一部分を感じるはずだ。

加えて、今夜はライヴを二本演れたそうだ(私は一件めでホテルに戻った)。一本目のライヴに対してふたりの人からツィートが入り、二本目の後ではこちらのパフォーマーたちと食事に行ったそうだ。お互いの国のユーモアの違い、なぜ「ユーモアを演る」のかについて、話したそうだ。

なんていい話なんだろう。それを待ってた。同じ空の下の違う国との交流。飛行機のない時代にさえ、そうあるべきと動いた歴史の中の人々を、ただ偉人として学ぶだけでなく「僕らも!」と一歩踏み出した&その実感を得ていくことが大事だ。

ただ買い物に来たってニューヨークに来たことには変わりない。でも彼らにそれはもったいない。海外に来て、どんな小さなことでも達成感を得ると、その瞬間から変わるものがある。「心の広さ」だ。目でみた空の広さは、心に広がる。「観劇の後で心に青空が広がりますよう」と、活動している彼ら自身にそれを感じてほしかった。

帰国したらすぐ渋谷芸術祭。ノンストップで風を創る96969。頼もしい。

 



レンペー、ユキマル、リョウスケ。ハードスケジュールだったね。お疲れさま。どう?心の空、広がった?この街は君たちみたいにカラフルだよね。これからもみんなに元気とハッピィを届けてね。全力で!

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