私の心の友、アンディ・ウォーホルが死んだのは1987年2月22日。まだ出会ってはいないが我が友・鈴木純子9歳の誕生日。そして我が息子・春陽漁介誕生のちょうど100日前である。ウォーホルがなぜ心の友かといえば、先の「アンディ・ウォーホル展」@森美術館で見たタイムカプセルに端を発する。並べられたアマレッティの包み紙やアルトイズの小さな缶は、我らエフィメラ(包み紙や紙袋を愛してやまない者たち)の証。彼がエフェメラなのはもちろん知ってはいたもののここまで自分を見いだせるとは思わず、捨ててしまった紙や缶への嘆きは「アンディがやってたならいいや」という安堵へと変わった。
さて、そんな縁(えにし)のアンディであるが、100日間で生まれ変わることなどないだろうから息子はもちろん彼ではない。むしろ息子の画は・・・いや、やめておこう。あれはあれでアートとも言え・・・まぁいい。とにかく大事なのはそしてそのさらに10年後、私がデザイナーの伊藤に出会ったということだ。
伊藤とは誰か?それは、ウォーホル作品?かの、この写真のTシャツをデザインした弊社バンパーのアートディレクター(男)である。
ご存知の通り、ウォーホルの作品はウォーホルひとりではなく、彼のスタジオが生み出していた。それは、優秀なグラフィックデザイン=アートであることを私たちに教えてくれた。横尾忠則さんもそうだが、その昔、グラフィックデザイナーは画が描けて当然であったのだ。アンディの創作スタイルはスピリットを残した。ゆえにアンディのいない今も、そのスピリットがこんな風に作品を生んでしまう(オマージュとは良い言葉だ)。伊藤は70〜80年代現代アートのスピリットを持って生きていることは、過去作品においても顕著だ。そして今回のこの作品は、そんな彼の才能を語るに余りある。
このTの価格は2100円。確か社長は2500円にしろ、と言ったと思うが・・・。彼らはみんなお金がないから「Tシャツが2000円以上って高いよね?でも神の手さん(伊藤のこと)の作品だから2000円・・・いんや!2100円!」ってことになったんでしょうよ(かわいいこと♡)。
限定たったの50枚。劇場のみで販売。3日目以降の在庫は・・・どうなんでしょう?もちろん、今後も色を変えて出していくでしょうけども、初回をゲットしないとコレクションは始まらないから・・・ね!
劇団5454(ランドリー)第4回公演
「カタロゴス〜数についての短編集〜」
7/3〜7/13
中野 劇場MOMO
ただいまご予約受付中。
死から100日後のウォーホル(現在27歳)が書いた、数について5話の短編です。
笑ったり緊張したりの充実の2時間。初日のお席はもうわずからしい。。ご連絡お待ちしております。
余談ですが、古木の誕生日は1月10日、伊藤は10月11日で、彼らは自分たちを「イチゼロ会」と呼んでいます。
xoxo,Linda
完成!Tシャツ@5454
7月 1st, 2014 by Linda